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2016-11-29

【レポ】街を歩いて発見する。時代の忘れものを。そして自分を。

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11/23(水)に、東京は小岩にて、店主発案企画・第2弾『大人のフィールドワーク』を開催しました。
企画者は川原さえこさん。
この企画は、2ndイベントに行った「店主によるイベント企画の持ち込み」で
参加者の多くから賛同を得て準備してきた企画でした。

「大人だから楽しいフィールドワークを実現したい」
そんな川原さんの思いをどうやって参加して楽しい企画へと落としこむか。
大家さんとなんどもskypeで打ち合わせを重ねて実現した
フィールドワークイベント主催のはじめの一歩となりました。

舞台は小岩。
川原さんの住まいからも近く、ほんの1ヶ月前にstarbucksが「東京23区最後の初出店」を果たしたことでニュースになった街。
4つの商店街で賑わい、昭和が色濃く残るエリアだからこそ色々な出会いがありそうな予感に満ちているということで選びました。
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さあ、どんな発見が待ち受けていたのでしょう。
フィールドワーク、スタート!

「常に鞄に入っているアイテム3つ」で個性がぽろり

ベース基地となる南小岩コミュニティセンターでまずは
川原さんによる「フィールドワークの楽しみ方」ミニ講座が行われました。

これまでに街歩きで集めてきた、不思議な看板や置物などの写真を紹介。
そして、フィールドワークを楽しむコツとして、
「最初は無理やりにでも面白がる。そうすると好奇心の感度が徐々に上がっていく」と語りかけました。
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続いて行われた自己紹介タイムでは「常に鞄に入っているアイテム3つ」というお題が
与えられ、「そんなに違いが出るかな~」と言いながらみんなで自分の鞄をゴソゴソ。

しかしこれが見事にバラバラに。
とっても興味深かったので参加者の3種の神器を(許可を得て)ご紹介。

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これは企画者・川原さん。寒がりだし座布団にもあるし街歩きに何かと便利というストール。かわいくてずっと使っているというぬいぐるみの定期入れ。つい買ってしまうという外国のリップ。アメリカのティーンに人気のファンタ味ですって。

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こちらは大家さんの大下千恵さん。スマホの充電器。うんうんわかる。イヤホン。そうだよね。ふせん沢山。えっ!?コーチという職業がらか、ふせんを持っているとその場でセッションができる。必携のアイテムらしいです。なるほどー!

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つづいて大家さんの家子史穂さん。茶色いケースに入ったスマートフォン。メモ魔ということでペンケース。そして可愛らしいポーチに入ってるのはメイク道具…ではなくwifiやら携帯充電コードやら。女子力…。

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参加者・マキさん。メモ帳と、タバコと、ガム。ガムはきまってずーっとこの銘柄らしいです。そういうものって、ありますよね。

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参加者・アキコさん。メモ帳。うんうん。カフェラテ(毎朝必ずペットボトルのものを買う。スタバとかじゃなくてこの安い感じの味じゃないとダメらしい)。あと仕事運があがる石。

ね、バラバラ。それを見てお互いの持ち物につっこんだりつっこまれたり。
個性がちらり垣間見えて場が一気に打ち解けました。
そしていよいよ、小岩の街へと繰り出します。

先入観を持たず歩くと、見えなかったものが見えてくる。

コミュニティーセンターから商店街に向かってずんずん。
縮小印刷した付近の地図を持ち、気になったものはスマホで写真&地図に書き込んでいきます。

道中では、川原さんが小岩の街の成り立ちや歴史についてのお話をしてくれました。
そうなると気分はすっかり、ブラ●モリ。笑
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置いてある植え込みや、懐かしい床屋さんのサインポールですら新鮮な驚きで目に飛び込んできます。
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そして一行は、テレビでも紹介され伝説となっている電気屋さん「わたでん」へ。
何が伝説かというと、この壁。

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そう、携帯電話で埋め尽くされているのです。よくよく見ると、日本の携帯電話の歴史をたどるように、懐かしい機種の数々。

「あー!これ昔使ってた!」「あっ、懐かしい!」など、忘れかけていた記憶とともに、多感な頃を共にした愛機の面影が蘇り、ぱっと見グロテスクな壁なのになんだか甘酸っぱい気持ちに。
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さらに、戦後の動乱の中で一瞬現れそして消えていった「幻の商店街」の場所を歩いたり個性的な主張をする床屋さんの張り紙に盛り上がったり。
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普通に歩けば10分もかからない道のりも、路地や小さな痕跡に目を凝らしながら歩いているとあっという間に20分、30分と過ぎていきます。
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今回、ずっと小岩で生まれ育ったというマキさんも参加してくださいましたが、そんな彼女にとっても「この道ずーっと通ってたのに気づかなかった!」という発見がたくさんあったようです。
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世界でたった1つの地図をつくる

あっという間に90分のフィールドワークは終了。
コミュニティセンターに戻り、撮影した写真をお互いに見せ合いながら
どんな発見があったかをシェア。
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「へー、こんなところあったんだ」とか「あー、これ私も撮った!」など視点の相違をその場でわいわい話します。

そして、1枚の大きな紙に小岩の道を書き、道中に撮影してきた写真を並べて発見を書き足して、自分たちだけの地図を作成していきます。
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こうやってくもくと共同作業に没頭できるのも久しぶりの体験。
雑念を忘れて制作に入り込むのも贅沢な時間。
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地図、完成!

・・・はい!そして、完成した地図がこちら。

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手書きがいい味出してるでしょ?
最後にみんなで記念写真!
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最後に、川原さんは大家さんにこんな話をしてくれました。

「なんで自分がフィールドワークをやりたかったのか、今日でより明確になりました。
 街は時代が層になってできていると思うのです。時が重なって今の姿があるけど、
 ところどころにほころびがあって、過去の時代の層がそのまま残っていたりする。
 それを探し当てて、自分の頭の中で解釈していく作業が楽しいし、その楽しさを伝えたいのです」

フィールドワークって不思議です。
ただ歩いているだけなのに、誰かと対話しているような気持ちになるのです。

それはずっとずっと過去にその場に存在していた人とでもあり、
そこに目を凝らす、もうひとりの自分とでもある。

街と同じように自分もまた、いくつもの時代の層になってできている。
だから、続いていくことが面白いのでしょう。

フィールドワーク企画、まだまだこれからも色々な展開を考えていますので
どうぞお楽しみに!

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